近年、「浜木綿子さんと香川照之さんの間に確執があるのは?」という声を見かけることあがあります。
しかし実際には、2人の間に深い溝や不仲といった事実はなく、親子関係はとても良好のようです。
さらに、孫である市川團子さんとも温かな交流があり、三世代の絆はしっかりとつながっています。
舞台やドラマで第一線を歩み続けてきた浜木綿子さん、そして俳優として活躍を重ねる香川照之さん。
それぞれの道を大切にしながらも、互いを思いやる絆は今も変わっていないようです。
では、なぜ「確執」という言葉が広まったのでしょうか。
その背景について、少し見ていきたいと思います。
浜木綿子と息子・香川照之の確執はない!
香川照之さんと浜木綿子さんの間に確執があるのでは?という噂が一部で見られますが、実際には親子関係は良好です。
ただ、香川さん自身の著者や関係者の証言から、幼少期には母親への複雑な感情や葛藤を抱えていたことがうかがえます。
香川照之さんは著者『市川中車 46歳の新参者』(講談社)の中で、育った”女系家族”についてこう綴っています。
「子供時代の不幸は、寂しさや経済的な厳しさではなく、『自分が理想とするような人生の答えはこの家にない』と思って育ったことである。傲慢な思考の中に真実の教えは存在しない。それが、私が育った家から教えられた唯一の教訓だ。表面的な豊かさに重きを置いていた家族に対し、私は小学生の頃からますます内省的な側面を心の闇に抱く暗い少年へと転化していった」
『市川中車 46歳の新参者』(講談社)より引用
外から見れば、裕福に恵まれた家庭の子供でしたが、香川さんは心の中で母親や家族の”内面”に反発する気持ちも抱えていたといいます。
香川照之『市川中車 46歳の新参者』(講談社)読了❤
— 大塚浩成 (@FHgLtp70ynDJsmt) April 22, 2022
9年前に出版された本。ちょっと古いが、香川照之が歌舞伎界入りし、市川中車を襲名した翌年に書かれているので、襲名の経緯や複雑な思いがダイレクトに伝わって来て非常に興味深い。後半は、香川照之の人生論、家族論になっていて、それも面白い pic.twitter.com/n1G1OSc1SN
香川さんは幼い頃、母や家族に対して少し複雑な気持ちを抱いていたことがあります。
自分の理想とする人生の答えが家にないと感じたり、家族が「見た目」や「外面」を気にすることに反発したりしていたそうです。
それでも、母・浜木綿子さんは教育熱心で、香川さんを一流の学校に進ませるなど、愛情をもって育てていました。
香川さんはその期待に応えるために勉強に打ち込み、東京大学を目指すなど努力を重ねていきます。
子供時代には葛藤もありましたが、現在では母親との関係は深く温かいものとなりました。
噂で言われる「確執」は誤解によるものであることがわかりますね。
父・市川猿翁との関係も良好だった!
香川照之さんは25歳の時、母に内緒で父・市川猿翁(いちかわ・えんおう)さんを訪ねています。
その時の気持ちは「恨み」ではなく、父に「生を授けてもらったことへの感謝」を伝えたいというものでした。
しかし、猿翁さんは「今のぼくとあなたとは何も関わりもない」「あなたは私の息子ではない」と言ったことが報じられています。
この言葉で一時的に距離ができたものの、香川さんは父を慕い続け、歌舞伎役者への夢をあきらめませんでした。
香川さんは母に対しても、「母と父は自分をこの世に送り込んだ大切な存在。縁があるから離れてはいけない」と語っており、両親への思いは深いものでした。
結果的に、父・猿翁さんとの関係も良好だったといえます。
芯の強さと歌舞伎への覚悟
香川照之さんのすごいところは、困難な道も自分で選んで進む強さです。
徹子の部屋で浜木綿子さんが語ったところによると、香川さんはメディアで見る元気で積極的な姿とは違い、普段は物静かで内向的な性格だそうです。
そして46歳を過ぎてから、歌舞伎役者として新たな道に挑戦しました。
普通の人なら諦めてしまう年齢ですが、香川さんは息子・市川團子さんを歌舞伎の跡取りとして育てる覚悟から、この大きな決断をしたといいます。
自分のキャリアだけではなく、家族の未来のために困難を乗り越える姿勢には頭が下がります。
まとめ
香川照之さんは、幼い頃に母・浜木綿子さんや父・市川猿翁さんとの間で、少し複雑な感情を抱えていたこともありました。
母との関係では、家族の外見や見た目を気にする部分に反発したり、期待に応えようと努力してきた時期もあったようですね。
父との関係では、25歳の時に訪ねた際、一時的に距離を感じる経験もありました。
しかし、現在では母・浜木綿子さん、父・猿翁さん共に良好な関係を築いています。
香川さんにとって両親は、自分の人生の出発点であり、大切な存在です。
噂で言われる「確執」は、誤解や報道によるイメージに過ぎないでしょう。
さらに香川さんは自分の人生だけではなく、息子・市川團子さんの未来も考え、46歳を過ぎてから歌舞伎役者に挑戦しました。
普通の人ならためらう年齢や状況でも、家族への責任感と強い覚悟をもって困難に挑む姿は、多くの人の心に響きます。
香川照之さんは、芯の強さ・家族への愛・そして困難に立ち向かう勇気をもった人物だとわかりました。
噂にとらわれず、親子の絆や家族を思う気持ちを大切にしてきた香川さんの生き方は、私たちにも温かさや勇気を感じさせてくれますね。



コメント